母屋の方から娘の呼ぶ声がした。それだって、慣れているから「おじいさぁ~ん」と聴こえたまでだ。でなければ、テレビの画面からの音か、聞き分けられなかった。
「おじいさん、また玉葱の刻んだのを用意すればいいの」
 娘が渡り廊下を走ってきたようだ皮膚暗啞
「血圧に良いからって、毎日じゃあ飽きるでしょ」
「いいんだよ。それを一品追加してくれ。あとのオカズは少なくていいんだから」
 鶴牧は、戦争に行った自分が生き残り、こうして食べたいものを食べられていることに感謝した。同期の戦友の死体を被って、命拾いした経験だってあるのだから。
「ああ、嫌だ、嫌だ。戦争なんて、何の得にもならん。誰も幸せには出来ない」
 頭を抱えて原稿用紙を睨んだ。書きたくなかったら書かなくても良いんだよ。と、もう一人の自分が言うhow to quit smoking
 国会では何とか法案がどうのこうのと審議しているらしい。あの戦争の体験者は現在何人生き残っているのだろう。悲惨な戦争の反省は生かされているのだろうか?
娘が部屋の中を一通り見回した。毎度のことだが、鶴牧の体調の変化を見逃さない工夫らしい。
 鶴牧はまた机に向かった。室内は丁度良い温度のよ

< 2015年11>
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