幾つかのアンケートに答える機会がこの一年あった。そこに,職業欄がある。果たして,自分の職業は何かと訝ることが多くあった。
教師か?……これは職を辞した。もはや,教員ではない。
しかし,教師は職を辞しても,生徒や保護者母乳餵哺にとってはあいかわらず教師である。街で会っても,店であっても,相手の方は「先生」と声をかけてくれる。それはとても嬉しいことである。
「老兵は死なず,ただ消え去るのみ」を座右の銘としていても,教師という職業にあった者は,そうそう簡単に消え去ることはできないのである。

ならば,無職か……そうとも言えない。
なぜなら,一日24時間のうち,少なくとも,6時間は机に向かって,ものを書いたり,絵を描いたりしている。
職業が,経済的に生活を支える範疇に入るとしたら,それらの活動は職業には入らないが,精神的な生活,心の中からふつふつと湧き出る感情を形にしたいという欲れば,それは職業とも言える。
そういう職業は何というのか。

作家・画家,歴史小説家・水彩画家,アーティスト・芸術家,文筆家・愛好家……いろいろな言葉が浮かんでくる。

自分の発表しているもの,それは『福明と李福』という小説。随分と時間と労力をかけて完成させた作品である。他の誰かが読んでくれている(と思う)。その数は少ないが,確かに,その兆候が見られる。
自分の発表しているもの,電子機器を使った水彩画。これも特に欧々に見られている。幾つかのコメントも送られてくる。

つまり,私は,大きな意味で「作家」であり,分類していくと,「小説家」であり,「水彩画家」でもあるのだ。

< 2016年03>
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